■作業工程
加工費の低価格化を実現
実は無垢板製品のようなものは板や脚の材料費よりも加工賃のほうがはるかにかかってしまうものです。また意外にも天板より脚の加工賃が高くついてしまいます。例えば一枚の板の反りを抜いて削っていくのに一人の職人が丸1日かかってしまえばそれ相当の賃金がかかってきます。脚部に時間がかかっても同様です。この手間をできるだけ省力化していくことによって加工費の引き下げが可能となるのですが弊社は幅1,300mmまで削れるランニングプレナーを設置することにより低価格化を実現しました。
お客様のご要望をしっかり聞かせていただきます。
選んでいただいた(お持込いただいた)木材をもとに、どのように製作するのかを決めていきます。長さ、幅を計って素材を最大限に生かした提案をしていきます。テーブルなら脚のスタイルについても決定していきます。ご予算に応じていろんなご提案をしていきます。
板を削って表面をきれいにしたり、厚みをととのえたりします。
ランニングプレナー(4,000×1,300mm)は板の表面を削ったり、厚みを均等にする機械です。今まで台車(帯鋸)か手作業で直していた天然板の反りを直しながら削ります。ちなみに京都市内ではこの1台だけです。(平成20年5月現在)
板のサイズをカットします。
各部材をワンマン台車や、オートテーブルを使って製材していきます。現在も米材や南洋材の別注専門メーカーですので製材は得意です。
表面を磨きます。
ベルトサンダー、オービルサンダーと手作業で磨いていきます。天然板の割れや虫穴を埋めます。ここからはご自分でも簡単にできます。
塗装
天然無公害のオイルを使って塗装します。ご自分で塗装される方には塗料の販売もしております。(もちろん割り引きありです)
脚を取り付けます。
別に製作した脚をつけます。用途に応じた脚を製作しますが、将来のことも考えて後で取替え(長さをかえる)ができるようにしたりします。天板は一生ものです。
完成
一生ものの完成です。ブランド品のように世代を超えて末永く付き合ってもらえます。